【報告】「第1回美術会」企画:田中奈津子

先日「第1回美術会」無事終了いたしました。
予定時間を2時間近く超えて、5時間の長丁場でしたが、充実した時間になりました!
みなさま有難うございました。この場所で考えたこと、感じたことを燃料にして、また一年それぞれの美術活動を進めていきましょう!
今年は夏に絵の具の講習会、来年の年度末頃また第2回美術会を開催予定です。興味のある方は是非ご参加ください。
「美術会」とは、いろいろな美術に出会う機会という意味を込めてはじめた有志による研究会です。
普段はなかなかお互いに触れる機会の少ない作家活動以外のあらゆる美術教育、美術普及活動やワークショップなどを身近なレベルでお互いに報告し、話し合い、多様な美術実践を知ることで、現代社会における美術のひろがりを再発見し、つながりを深めて、またそれぞれの活動にフィードバックしていくことを目的としています。
現時点では教育や福祉、造形遊びなどの実践報告が充実しています。今後他の分野の中における美術のお話しなども伺えるとうれしいです。
田中奈津子

第1回美術会
日時 H30年3月10日14時より
場所 A.S.K. – Atelier Share Kyoto + Alt Space POST
発表者
天坊早希
山岡敏明
長友紀子
中屋敷智生
小野潤一
田中奈津子
車史噯
長尾圭
中道由貴子
他聴講2名

【報告】トークイベント「メキシコでのこと アートと文化人類学から」

トークイベント「メキシコでのこと アートと文化人類学から」は盛況のうちに終了することができました。

来田広大(現代美術作家)と荒井規向(ラテンアメリカ研究者)のそれぞれのメキシコでの経験から多くのことが語られ、共にフィールドワークという手法を用いて実践していることからいくつかの共通点も見出せたと思います。

なかでも荒井から研究テーマの「贈与」について多くのことが語られました。

「贈与」とは、あるコミュニティでの贈与・受容・返礼の関係性やプロセスであり(文化人類学者のマルセル・モースはアルカイックな社会のその仕組みから社会制度を活性化させるものとして「贈与論」を提唱しました)、現代のグローバル資本主義社会の中でラテンアメリカ先住民の伝統的な文化や贈与交換の体系を知るということは、様々な理由で閉塞感がともなう現代社会に対して一筋の光がさし込むものではなかったではないでしょうか。

発展主義の果てにある思考の脱植民地化としての多元的ユートピアとはどのようなビジョンなのか。また、そのような中でのアートの価値とは何なのか。貨幣だけで換算されるものではなく「贈与」の要素があったとしたら… などなど様々な議論が起こり話は尽きませんでした。

そして、今回のようなイベントが、アートの制作現場であるシェアスタジオで行われたことにとても貴重な出会いや意義があったのではないかと思います。

来田の作品に見られるように、遠く離れた場所や山の向こう側の風景に思いを馳せること、我々を(が)分断している境界線はどこにあるのかなども含めて、遠くメキシコの山間にあるコミュニティでの事象について身近に感じてもらえたなら幸いです。

お越しいただいた方々、そしてご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました。

2018年6月23日(土) / 美術史研究会 at POST:平成時代の「時代精神」

 

今回の美術史研究会のテーマは宮岡からの投げかけで平成時代の「時代精神」について考えてみようということでした。
集まったのは若い作家中心でしたが世代の違いで感じ方は違い意外に共通認識を得るのは難しく歴史的事件であっても子供だったりして自分のこととしてはあまり実感がないという意見も聞かれました。
冷戦後の社会であったりバブル崩壊後の時代状況の変化に平成の時代精神を見出すのですが、そう言った大きな歴史的転換よりもインターネットの普及や親しんできたゲームやマンガなどの世界観の変化に時代精神を見るという意見もありました。
その後、谷川美音さんと洪亜沙さんのポートフォリオセッションをしました。お二人共ありがとうございました。

 

2018年4月21日 / 美術史研究会 at POST:第一回 ポートフォリオ・セッション

ASKスタジオ1階、Alt Space POST

「Alt Space POST」で毎月開催している美術史研究会。今回は少し趣向を変えて、ポートフォリオセッションを行いました。
発表者は、一番目が画家の宮岡俊夫さん、二番目にアーティストの明楽和記さん、三番目に画家の奈良田晃治さん。
柏原えつとむ先生にも参加して頂き、質疑応答も大変盛り上がりました。来月も引き続きポートフォリオセッションを行う予定です。