王 木易 Information

この度、ASK + POST 所属作家の王 木易は、6月27日(金) から7月7日(月) までの期間、GAMOYON Gallery (大阪) にて、王 木易 個展「Ikeba n/a」を開催いたします。ぜひご来場いただけますと幸いです。

王 木易 展 「Ikeba n/a」
会 場:GAMOYON Gallery
会 期:6月27日 (金) – 7月7日 (月)
時 間:12 : 00 – 19 : 00

休廊日:火曜日、水曜日、木曜日
場 所:〒536-0004 大阪市城東区今福西 1 – 3 – 23
電 話:06 – 6599 – 9405
M a i l:gamoyongallery@gmail.com
W E B:https://www.gamoyon-gallery.com
主 催:GAMOYON Gallery
アクセス:地下鉄 長堀鶴見緑地線、今里筋線 蒲生四丁目駅3番出口より徒歩 5分
     JR 鴫野駅より徒歩10分
     大阪シティバス 蒲生四丁目[東]バス停より徒歩5分

◾️ 概要
王木易展 Ikeba n/a 花を生けるという行為は皮肉にも花を切ることから始まる。
元来、風景のなかに根を張り、場所に繋がれた生命は、「生ける」ことでむしろ、もと居た場から引きはがされ、意図された空間の一部として再構成される。

書と画の境界、字と図の差異、そんなことを長らく考えて制作してきた。版を刀で彫っている間は、字も絵も等しく「線」でしかない。私は描写も筆記も一つの版の上に重ね、それぞれが持つ意味を一度宙に吊る。この意図的な連続性の断絶は、生けること=切ること、名づけること=失われることの交差点に立つ。

線は、配置されるものではなく、切削の末、露出するものである。 風景から剥がれ落ちたとき、それはただ一度、裂け目として開かれる。

The act of flower arrangement paradoxically begins with cutting the flower. Originally rooted in the landscape and bound to its place, the life of the flower is torn from its former ground and reassembled as part of a space shaped by intention.
For a long time, I have explored the boundary between writing and drawing, the distinction between character and image. While carving a plate, letters and pictures alike become nothing more than lines. I layer depiction and inscription onto the same surface, suspending their meanings in midair.
This deliberate break in continuity stands at the intersection where arranging equals cutting, and naming equals erasure— a point marked not by presence, but by a refusal to be applicable.
Lines are not placed; they are revealed through incision. When detached from arrangement, they appear—just once—as a rupture, exposed and unformed, a fleeting crack in the skin of the visible.

www.gamoyon-gallery.com

中屋敷 智生 Information

この度、ASK + POST 所属作家の中屋敷智生は、6月14日(土) から7月12日(土)までの期間、KOKI ARTS (東京) にて開催される「中屋敷智生×光島貴之〈パラリズム “Pararhythm”〉​」に、出展いたします。新作の絵画を展示いたしますので、ぜひご来場いただけますと幸いです。

中屋敷智生×光島貴之〈パラリズム “Pararhythm”〉
​会 場:KOKI ARTS
会 期:2025年6月14日 (土) – 7月12日 (土)
休廊日:日.月.火.祝
時 間:12:00 – 19:00
入場料:無料
場 所:東京都千代田区東神田1-15-2ローズビル1F
アクセス:JR総武快速線[馬喰町]4番出口徒歩1分
     都営新宿線[馬喰横山]A1出口徒歩3分
     都営浅草線「東日本橋]B4出口徒歩6分
     JR総武線「浅草橋]西口徒歩6分
     東京メトロ日比谷線[小伝馬町]2番出口徒歩7分
W E B:https://www.kokiarts.com/
主 催:KOKI ARTS
企 画:高内 洋子

■ ​ARTIST’S RECEPTION
開催日:2025年6月13日 (金)
時 間:18:00 から

■ ​同時開催
中屋敷智生×光島貴之〈みるものたち〉
会 場:BUG(株式会社リクルートホールディングス)
会 期:2025年6月4日 (水) – 6月29日 (日)
休廊日:火曜日
時 間:11:00 – 19:00
入場料:無料
場 所:東京都千代田区丸の内1-9-2  グラントウキョウサウスタワー1F
W E B:https://bug.art/
主 催:BUG(株式会社リクルートホールディングス)
企 画:高内 洋子
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■ ​概要
「パラリズム」は、並ぶことや平行を意味する接頭辞パラ (para-) と、リズム (rhythm) を組み合わせた造語です。本展覧会では、中屋敷智生と光島貴之の作品における二つのリズム性に注目します。

中屋敷の絵画における色彩の鮮やかさは、強・弱・強・弱と交互に織りなす色調のコントラストによりもたらされるものです。この強弱の並びは画面全体を構成しており、そこに「空間的な反復」を見いだすことができます。

一方、光島のレリーフ作品における釘などの素材からは、それらを指先でたどることで独自のリズムを感じ取ることができるでしょう。手と素材の摩擦が生み出す音と触感は、「時間的な反服」を強く印象づけます。

彼らの作品に見いだされるこれらの反復運動=リズムは、時間・空間という並行する概念をつなぐ接点になれるかもしれません。本展覧会では二人の作品を並列に配置し、ギャラリー空間に新しいリズムを生み出します。
高内洋子(企画者)

■ ​アーティスト
● 中屋敷 智生 Tomonari NAKAYASHIKI1977年大阪府生まれ、京都市在住。2000年京都精華大学美術学部造形学科洋画分野卒業。2007年とよた美術展’07(豊田市美術館、愛知)審査委員賞。国内を中心に、韓国、台湾、イギリス、フランスなどのグループ展やアートフェアに参加多数。近年では絵具と同様のメディウムとしてマスキングテープを使用し、独特のコラージュ的なレイヤーとテクスチャーのある絵画作品を手がける。*中屋敷智生 WEBサイト https://nakayashiki.wixsite.com/tomonari

● 光島 貴之 Takayuki MITSUSHIMA1954年京都府生まれ。10歳頃に失明。大谷大学文学部哲学科を卒業後、鍼灸院開業。鍼灸を生業としながら、1992年より粘土造形を、1995年より製図用ラインテープとカッティングシートを用いた「さわる絵画」の制作を始める。98アートパラリンピック長野、大賞・銀賞。近年は、連なって打ち込まれた釘の傾きや高低差により街の姿を表現したレリーフの組作品などを発表している。*アトリエみつしま WEBサイト https://mtsm.jimdofree.com/