来田 広大 Information

ASK + POST 所属作家の来田 広大が CLEAR GALLERY TOKYO (東京) にて個展「Narrative Landscape」を開催いたします。

来田 広大 個展 - Narrative Landscape –
会 場:CLEAR GALLERY TOKYO
会 期:2024年 2月9日 (土) – 3月2日 (日)
時 間:12:00 – 18:00
休廊日:日.月.祝
場 所:東京都港区六本木7丁目18-8岸田ビル2F
T E L: +81-3-3405-8438
メール:contact@cleargallerytokyo.com
W E B :CLEAR GALLERY TOKYO
主 催:CLEAR GALLERY TOKYO 

概要
この度CLEAR GALLERY TOKYO は、来田広大の個展「Narrative Landscape」を開催いたします。
弊廊で3年ぶりの個展となる本展では、来田が旅先で購入した古本に引かれていた線を起点に、新たに紡がれる物語とその風景を描いた新作の絵画を発表いたします。

来田は国内外各地でのフィールドワークをもとに、絵画やインスタレーション、野外ドローイング、映像などの媒体で、身体的経験を通じた作品を制作しています。
幼少より登山に親しんできた来田は山をフィールドワークの対象にすることも多く、肉体的精神的にも過酷な状況下で見た風景と、その風景に内包される人間の営みや流れ行く時間を、作品を通して表現してきました。稜線の先にある見えないけれど繋がっている場所に思いを馳せ、定着のしないチョークを主要な画材として、絵筆の他、掌や指で描いていきます。

見えない風景への探求は、その場所で生活する人々や文化と自分との関わりを考察することでもあり、その普遍的な問題意識と共にフィールドワークをもとにした来田の実践は、人類学的思考とも交差していきます。2022年来田がキュレーションをした、ラテンアメリカの先住民コミュニティを研究する研究者と現代アーティストによる展覧会では、メキシコの村で現在も続いている慣習に自身の体験を重ねた作品を制作しました。それは制作を通して、異文化に触れ交流しようとする来田の試みでもあります。
本展の作品群も、言葉も文化も違う見ず知らずの誰かによって引かれた線をたどり、その風景を想像し描くことで、分からないことに対しての関心と共有、来田の言葉でいう「風景に触れる」という意識の顕れです。
一歩一歩、点と点を結ぶように引かれた線は、多くの事柄を差別化し分断してきました。しかしその境界線は何かを隔てるだけではなく、その先には続く世界があることを想起させ、そこに生きる他者の存在が、自己と社会とも繋がっているということを来田の作品は示唆しています。

ーーー
数年前にカリブ海に浮かぶ島キューバを旅した際に、道端で一冊の古本を買った。
その古本の文章のところどころには線が引かれていて、最近になってなぜだかその線が気になりだした。鉛筆のBくらいの濃さだろうか、筆圧も強めでしっかりとした線である。
その本は、農村の教育が変わりつつある1960年代のキューバの歴史について当時の写真付きで書かれており、なぜ買ったのかよく覚えていないのだが、線が引かれた箇所を翻訳していると、誰かが引いた線をたどるように、ぼくはもう一度キューバを旅したくなった。
どこの誰がなぜそこに線を引いたかなんて知る由もないが、他者の視点とともに自身のキューバの旅の記憶をたどることは、本の中の線と風景の中の線を重ねながら、そこに横たわる漠然とした距離感や、その間にある境界線をたどるような行為につながるのかもしれない。
しかしそれは、様々な人が自らを主体にして語られる物語に再構成し、風景の物語として関係性をともに編み込んでいくということにならないだろうか。同時に、緩やかな曲線を描きながら不確定的な未来へ進む旅(あるいは作品制作)のあり方や可能性についても考察できたらと思う。
場所と場所、風景と風景をつなげていく旅のなかに、ぼくがキャンバスに線を引き、絵を描くという理由を見出すことができれば。 – 来田広大

勝又 公仁彦 Information

ASK + POST 所属作家の勝又公仁彦が WHAT CAFE (東京) にてにて開催される 「WHAT CAFE EXHIBITION vol.34 WHAT CAFE × DELTA ”TOPOLOGY”」に参加いたします。

TOPOLOGY
会 場:WHAT CAFE
会 期:2024年 2月10日(土)-25日(日)
時 間:11:00 – 18:00(最終日は17:00閉館)
入場料:無料
場 所:東京都品川区東品川2-1-11
アクセス:東京モノレール羽田空港線 天王洲アイル駅中央口 徒歩5分
     東京臨海高速鉄道りんかい線 天王洲アイル駅B出口 徒歩4分
     JR品川駅 港南口 徒歩15分
W E B:WHAT CAFE

◆ 参加ディレクター(所属ギャラリー)
① ディレクター:櫻岡聡(FINCH ARTS, 京都) × Hisatomo Kato(CON_, 東京)
② ディレクター:菰田寿允(Marco Gallery, 大阪) × 鈴木亮(EUKARYOTE, 東京)
③ ディレクター:玉置慎輔(The Third Gallery Aya, 大阪) × 石橋高基(KOKI ARTS, 東京)
④ ディレクター:筒井一隆(BnA Alter Museum, 京都) × 李沙耶(LEESAYA, 東京)
⑤ ディレクター:岡田慎平(TEZUKAYAMA GALLERY, 大阪) × 井上彰人(AKIINOUE, 東京)

◆ 出展アーティスト(所属ギャラリー)(敬称略・順不同)
谷本真理(FINCH ARTS, 京都)
GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAE / Jihyoung Han / Taewon Ahn(CON_, 東京)
髙橋穣 / 大竹舞人(Marco Gallery, 大阪)
倉知朋之介(EUKARYOTE, 東京)
藤安淳 / 大八木夏生 / 鮫島ゆい(The Third Gallery Aya, 大阪)
勝又公仁彦 / 井上光太郎 / 土屋裕央(KOKI ARTS, 東京)
船川翔司 / 齋藤雄介(BnA Alter Museum, 京都)
田中秀介(LEESAYA, 東京)
石井佑果 / 小池一馬(TEZUKAYAMA GALLERY, 大阪)
菱沼 優 / Ana Pavón Porras(AKIINOUE, 東京)

◾️ 展示概要
WHAT CAFEでは、東京・大阪・京都の3都市を拠点に活動しているギャラリーやディレクター、アーティストを紹介するアートプロジェクト「DELTA(デルタ)」とのコラボレーション展「WHAT CAFE EXHIBITION vol.34 WHAT CAFE × DELTA ” TOPOLOGY”」を開催いたします。
本展は、関東、関西を拠点に活動する若手から中堅のディレクター計10名が参加し、関東と関西のディレクターが2名1組のペアを組み共同ディレクションのもと、5つのプレゼンテーションによって展示が構成されます。 展示会のタイトルである「TOPOLOGY(トポロジー)」とは、繰り返し変化しても保たれる隠れた性質に焦点を当てることを目的とした思考体系とされ、多彩な特性や背景を持ったディレクターとアーティストによるコラボレーションが連続的に展開される本展の構成そのものを説明すると同時に、プロジェクトの中枢にある考えも包括的に表しています。
多角的な視点から現在進行形のARTを紹介するとともに、様々な価値観や思考が結集した表現に触れることで、横断的なコミュニケーションが生まれる「場」の創造を目指します。

TOPOLOGY / トポロジー
・位置や場所を表す言葉「topo」と学問分野を表す言葉「logy」を組み合わせた言葉
・何らかの形あるいは空間を連続変形しても保たれる隠れた性質に焦点を当てたもの
・繰り返される現象の一周期のうち、ある特定の局面や位置
・収束や連続の概念を定義するために、集合に与える構造

池上 恵一 Information

ASK + POST 所属作家の池上恵一が city gallery 2320 (神戸) にて個展「テノココロ 」を開催いたします

池上 恵一展 - テノココロ –

会 場:city gallery 2320
会 期:2024年 1月13日(土)-28日(日)
時 間:12:00 – 19:00
OPEN : 土.日.月.火
休廊日:水.木.金
場 所:〒653-0042 神戸市長田区二葉町2-3-20
アクセス:JR・地下鉄「新長田」より徒歩10分、地下鉄「駒ヶ林」より5分。
     本町筋商店街内果物屋の前の路地をお入りください。
電 話: 078-611-4959 / 090-3845-7279
メール:s.mukai8823@gmail.com
W E B: http:/www.citygallery2320.com
主 催:city gallery 2320 
フライヤー・パンフレット Photo: Tomas Svab
             Design: Miyamoto Nanase
             English translation: Ikegami Kano

「手から読み取り、手に還す―池上恵一論」
京都場 館長 仲野 泰生 (元川崎市岡本太郎美術館 学芸員
 川崎市岡本太郎美術館で毎年開催される岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)。その第5回 岡本太郎記念現代芸術大賞*で特別賞を取った池上恵一。その時が池上との初めての出会いでした。 受賞した作品は《肩凝リズム》。人の肩凝りの10年間の記録をメモにし、そこからオルゴール・ロール紙に肩凝りの場所を記録して穴をあけ、オルゴールにした。
 目には分かりにくい身体の肩凝りを形象化し、音楽化して作品にしたと言えるだろう。 池上は相手の身体を触ることはもちろんだが、相手の身体の状態について言葉で問いかけ、いわゆる問診的なことも行うという。触った感覚の記憶だけでなく、言葉が身体のイメージを補うのかもしれない。
 池上の前回の個展(2023年「親子の凝り―陶芸家編」五条坂清水 京都)では、京都の伝統陶芸家の親子の身体、特に陶芸家の命ともいえる「手」の制作に行き着いた。 父である陶芸家は既に他界されている。同じく陶芸家の息子を中心にお父さんのインタビューをしたり、お父さんの作品を触ったりしながら、陶芸の表面から手の圧力を感じ、池上は父親の手を制作した。
 池上は《肩凝リズム》の頃から揉む相手の身体の内側からの反応としての圧力を感じていたらしい。池上が自身の手から感じる力の原点は、彼の亡き父の身体を触れた時で、その時の感覚を彼は今も持っているという。    
 ところで私は池上恵一の作品についての文章を書きながら、「身体と言葉」について考えを巡らせた。そして思い浮かんだのが土方巽の舞踏のことである。 前職の川崎市岡本太郎美術館で開催した「肉体のシュルレアリスム 舞踏家・土方巽抄」展(2003年10月11日~2004年1月12日)の関連イベントとして、私は「舞踏フェスティバル 肉体の劇場」を担当した。その時、土方巽の舞踏と彼の言葉と出会った。
 土方は舞踏について 「踊りとは命がけで突っ立った死体である」と定義した。この言葉をきちんと理解するのは難しい。私は「生と死」がギリギリの表裏で一体化していると理解した。それは土方の弟子で土方の舞踏を継承している山本萌のワークショップの参加したときに感じた身体感覚があったからだ。
 山本萌はワークショップで次のような課題を参加者に出した。山本は次のように語ります。 「水はコップに入れると一つの形になります」「人間の身体にも型を与えることで普段、忘れていた身体を取り戻すことができるのです」「鳥の剝製になって歩いてみましょう。内臓はみな抉り出され、口や鼻には綿やガーゼが詰め込まれています。かつて大空を飛んでいた記憶だけが皮膚の表面にあってその記憶に引っ張られて前に進みましょう」と。 この言葉を聞いた時、そしてその言葉のイメージで自分の身体を動かした時に土方巽の言葉を理解できた気がしたのです。
 同様に池上が父の身体に感じた感覚も同様な感覚ではなかったかと、私は想像してみた。 そして彼が陶芸家の親子の身体と手、そして言葉から彼はその形象としての手を作ったのではないでしょうか。
 池上が作った手の形の陶作品は、いわゆる彫刻家が作った(例えばロダンの作品)手の作品とは異なります。 相手の身体を触り、言葉で問うた池上は「生と死の境界」を身体の表面から感じた作品として手を作った。
 陶芸ではなく、彫刻でもない池上恵一のこの手の造形は、土方巽がかつてダンスでもなく舞踊でもなく「舞踏」を作り上げたように、名づけられられない表現領域に池上は自身の身体で一歩を踏み出したのかもしれません。   

池上恵一 プロフィール
美術家。病弱だった幼少期、両親の食養法に救われる。以来、様々な手技療法や武術を習得。心と身体のつながりと変化をモチーフに、いのちの形を絵画や彫刻で表現する。 京都精華大学大学院美術研究科洋画分野修了。第5回岡本太郎記念現代芸術特別賞受賞。  

“Keiichi Ikegami, Reading from the Hand and Returning to the Hand”                 Yasuo NAKANO, Director, Kyoto-ba  Former curator of the Taro Okamoto Museum of Art, Kawasaki     
The Taro Okamoto Award for Contemporary Art, the TARO Memorial Award, is held annually at the Taro Okamoto Museum of Art in Kawasaki. Keiichi Ikegami won a special prize at the 5th TARO Memorial Award in 2002. That was my first encounter with Ikegami. His award-winning artwork was titled, “The Stiffness Rhythm,” in which Ikegami spent a decade recording the locations of stiff parts of the body onto rolls of music box paper, punched holes in those areas, and fed the paper through a music box to create a unique musical composition. 
It can be said that Ikegami has made a work of art that visually captures the musical essence of stiffness in the body, a concept once imperceptible to the naked eye. Ikegami not only touches the body of the person he is working with; he also asks questions about their physical condition in what he calls a “medical interview.” In addition to the memory of the sensation of touch, these words help to supplement perceptions of the body.
In Ikegami’s most recent solo exhibition “Stiffness of Parent and Child: Ceramic Artists,” (Gojozaka Shimizu, Kyoto, 2023), he made ceramic pieces of the body of a father and son of traditional ceramic artists in Kyoto, paying particular attention to their “hands,” which are often considered the lifeforce of ceramic artists. The father, a potter, passed away some time ago. While interviewing the son, who is also a potter, Ikegami touched on some of the late father’s artworks.  While doing so, he felt the pressure of the father’s hands from the surface of the ceramics, subsequently allowing Ikegami to create a representation of the late father’s hands.
Ever since “The Stiffness Rhythm,” Ikegami has touched people, felt their physical reactions and pressures, and has shaped their impressions into artwork. The origin of the power Ikegami feels from his hands began when he touched his own late father’s body— a sensation he still recalls to this day.
Incidentally, while writing about Keiichi Ikegami’s work, I started thinking about the ’body,’ ‘language,’ and the butoh, one of the Japanese contemporary dance forms, of Tatsumi Hijikata. I was in charge of the “Butoh Festival: Theater of the Body,” event that occurred in conjunction with the “Surrealism of the Body: The abridgement of Butoh Artist Tatsumi Hijikata” exhibition (October 11, 2003 – January 12, 2004) held at the Taro Okamoto Museum of Art in Kawasaki, where I previously worked. It was at that time that I encountered butoh, Tatsumi Hijikata, and his definition of the butoh dance.   
Hijikata said, “[Butoh] Dancing is a corpse that stands on the edge of life.” These words are difficult to understand. I took it to mean that ‘life’ and ‘death’ are united at the very edge. I came to this realization when I participated in a workshop by Hijikata’s student and inheritor of the butoh dance, Moe Yamamoto.  
In the workshop, Yamamoto gave us a physical movement challenge, which he narrated as follows: Water takes on a form when you pour it into a cup. By giving the human body a form, we reclaim the body that we so often forget. Walk around as a taxidermied bird, whose internal organs have been gutted. Whose mouth and nose have been stuffed with cotton and gauze. Only the memory of having once flown in the sky resides on the surface of your skin. Let that memory pull you forward. When I heard this narration and moved my body to the image of those words, I finally understood what Tatsumi Hijikata meant when he defined Butoh as ‘a corpse that stands on the edge of life.’  
I imagine that the sensations Ikegami felt in his father’s body were similar to the sensations I felt in that workshop. And from the body and words of the father and son, Ikegami was able to create the hands, not just as physical forms, but as figurative forms as well.   
The ceramic hands that Ikegami makes are different from hands made by other sculptors, such as Rodin. Ikegami crafts his pieces by touching the person’s body and posing questions with words. His artwork captures the sensation of the “boundary between life and death” that he feels on the surface of the body.
This hand modelling by Keiichi Ikegami is neither ceramics nor sculpture. It is Ikegami taking a step forward, with his own body, into the realm of expression that cannot be defined, just as Tatsumi Hijikata created a “butoh” that is neither traditional performance art nor dance.  

Keiichi Ikegami Profile
Artist. As a sickly child, he was saved by his parents’ dietary regimen. Since then, he has learned various manual therapies and martial arts. He expresses the form of life in his paintings and sculptures, using connection and transformation of mind and body as motifs.  Ikegami studied Western painting at Kyoto Seika University Graduate School of Fine Arts. He is the recipient of the 5th Taro Okamoto Memorial Special Prize for Contemporary Art.

大前春菜、中屋敷智生、松本誠史 Information

ASK + POST 所属作家の大前春菜、中屋敷智生、松本誠史が、大阪府茨木市にて開催される “現代美術ー茨木 50回記念特別展 行き来するかたち” に出品いたします。

現代美術−茨木 50回記念特別企画展
行き来するかたち

会 場:1. 茨木市文化・子育て複合施設「おにクル」
          茨木市駅前3丁目9-45
          ・JR茨木駅 東へ徒歩約10分
          ・阪急茨木市駅 西へ徒歩約10分
          ・阪急・京阪バス「市役所前」下車すぐ

     2. 阪急駅前茨木ビル「Socio1」1階 元銀行スペース
             茨木市永代町5-5
          ・阪急茨木市駅直結

会 期:2024年1月14日(日) – 1月21日(日)
時 間:10:00-19:00 (最終日は17:00まで)
入場料:無料
W e b :茨木市役所
問合せ先:茨木市市民文化部文化振興課
T  E  L :072-620-1810
メール:bunkashinkou@city.ibaraki.lg.jp
主 催:茨木現代美術展実行委員会(茨木市・茨木現代美術の会)

​関連展覧会:第50回 現代美術-茨木2023展

​出品作家:
⚫︎ 茨木市文化・子育て複合施設「おにクル」
井上 直久、中島 一平、堀尾 貞治、金井 正夫、小林 陸一郎、志村 昌弘、藤原 みどり、藤田 昌宏、藤原 昌樹、林 宰久、並河 冨美代、高山 敦子、山本 まゆみ、善住 芳枝、池田 博子、コダマ ヤスシ、浜本 隆司、峰本 克子、まつもと やすこ、高田 靖子、しまだそう、山城 優摩、内藤 伸彦、吉村 昌子、仲摩 洋一、大前 春菜、中屋敷 智生、ATSUSHI SHIBATA、田中 加織

​⚫︎ 阪急駅前茨木ビル「Socio1」1階 元銀行スペース
池田丈一、馬場 草香、中澤 てるゆき、中前 寛文、中西 圭子、藤原 和子、江村 耕市、フルタ ミチエ、渋谷 信之、福本 浩子、浜地 憲章、生田 謙一郎、山田 孝仁、辻並 啓子、山本 有子、春成 こみち、上田  章子、久下 典子、中島 順子、若林 節子、土師 清治、杉本 晋一、岸本 恵美子、梅谷 脩、上野 秀明、奈良田 晃治、窪田 順、松本 誠史、上田 良、保田 篤、長谷川 一郎、葛𠄀本 康彰、安枝 知美、わにぶち みき

● トークイベント「現代美術-茨木展を振り返る」
日 時:1月20日(土)14:00~15:30
会 場:茨木文化・子育て複合施設「おにクル」1階エントランス
登壇者:中島 一平、中澤 てるゆき、長谷川 一郎

● 参加作家によるアーティストトーク
日 時:1月21日(日)11:00~12:30
会 場:茨木文化・子育て複合施設「おにクル」1階エントランス
登壇者:中屋敷 智生、山城 優摩、吉村 昌子、わにぶち みき

● 概要
「アンデパンダン・コレクティブ」 
 1968年に茨木市美術展の一部門として始まった「現代美術一茨木」は本展で50回を迎える。1970年に現代につながる無審査・自由出品によるアンデパンダン形式の公募展を併設し、1980年に現代美術展として統合された。1981年からは現代作家を招聘した特集作家部門が設けられ、毎年数多くの作家を輩出してきた。この度、50回を記念して過去の特集作家のなかから63名が出品する特別企画展が開催される。

 会場は、茨木市役所前に2023年11月にオープンする複合施設「おにクル」と茨木市駅前に1970年に建設されたSocio (ソシオ)の 2会場である。建築家伊東豊雄の設計によるおにクルでは、天井高 5メートルの吹き抜けのエントラスに展示される。Socioでは元銀行や 住宅展示場の店舗跡が残る1~3階に、稲垣元則と藤本聖美による アートプロジェクトユニット「One Art Project」のディレクションに よって構成され、新旧2つの会場による違いが見どころである。

 かつてアンデパンダン展は、体制的な美術界に対して自由を掲げた「反芸術」が特徴だったが、それは「反キュレーション」とも言えるだろう。本展でもキュレーターはおらず、出品作品の選定や展示は作家に任されている。展覧会にどんな作品が出品されるのか設営まで誰にもわからない。それにも関わらず、アンデパンダン展は展覧会として成立してきた。その力学はどこにあるのか。
現在ではアンデパンダン展は使命を終えたとする見方もあるが、インターネットやアートコレクティブのように流動的、自律的、協働的に場を生成するコミュニティとして捉えることはできないだろうか。かつての特集作家たちが再び集合し、いま何を見せるのか。未来の「現代美術一茨木」はここから始まる。 平田 剛志

濱野 裕理 Information

ASK + POST 所属作家の濱野 裕理がグランハイアット台北 (台北, 台湾) にて開催される “2024 ART FUTURE藝術未來” に神戸元町歩歩琳堂画廊より出品いたします。

2024 ART FUTURE藝術未來

日 時:2024年1月5日 (金) – 1月7日 (日)
会 場:グランハイアット台北 10階
ブース:神戸元町歩歩琳堂画廊
場 所:台北市信義区松寿路2号
公式WEB:https://www.art-formosa.com/?action=fairs&id=2
内  覧  会:コレクタープレビュー
     1月5日 (金) 12:00 – 20:00
     VIPプレビュー
     1月5日 (金) 15:00 – 20:00
一般公開:パブリックプレビュー
     1月6日 (土) 11:00 – 19:00
     1月7日 (日) 11:00 – 19:00
     
■ 神戸元町 歩歩琳堂画廊:https://www.buburindou.com/
[神戸元町 歩歩琳堂出展作家]
岸塚正憲 / KILAMIDORI / 西村昂祐 / 濱野裕理 / 藤森太樹 / 真下玉女

中屋敷 智生 Information

ASK + POST 所属作家の中屋敷 智生が 10月27日 (金) – 10月30日 (月)の期間、国立京都国際会館イベントホール (京都) にて開催される “Art Collaboration Kyoto 2023” Gallery Collaborations より、KOKI ARTS (東京) & Flowers Gallery (香港)  [Booth: C13] から新作を中心に絵画作品を出品いたします。

Art Collaboration Kyoto 2023
会 期:2023年10月28日 (土) – 10月30日 (月)
    10月27日 (金) ※招待者と報道関係者のみ
会 場:国立京都国際会館イベントホールほか
ブース:C13・KOKI ARTS (東京) / Flowers Gallery (香港)
場 所:京都市左京区宝ヶ池
アクセス:京都市営地下鉄烏丸線「国際会館駅」から徒歩5分
              改札から地下通路を通り出入り口4-2をご利用ください。
              出入り口からは、歩道に沿って雨に濡れずに会場までお越し頂けます。
              京都市バス・京都バス「国際会館駅前」から徒歩5分
主 催:ACK実行委員会
公式URL:https://a-c-k.jp/

内    覧    会:10月27日 (金) ※招待客と報道関係者のみ
一 般 公 開 :10月28日 (土)  12:00–19:00
                   10月29日 (日)  12:00–19:00
                   10月30日 (月)  12:00–17:00
                   ※最終入場は閉場の1時間前まで

チケット:ご購入はこちらから。
早割価格(10月13日まで):一般 2,500円、大学生・高校生 1,000円
通常料金:一般 3,000円、大学生・高校生 1,500円
※表示価格は全て税込です。​

■ KOKI ARTS (東京) & Flowers Gallery (香港)
Booth:C13
● KOKI ARTS
アーティスト:勝又 公仁彦、中屋敷 智生
● Flowers Gallery
アーティスト:Ken Currie、Movana Chen、Wu Sibo、Aida Tomescu

コウキアーツは2012年に東京の馬喰町に開廊した現代美術のギャラリーである。ディレクターがニューヨーク出身のため、アメリカ、特にニューヨークで活躍している作家を多く取り扱っている。また、国内作家も若手からベテランまで独自の視点で紹介している。

濱野 裕理 Information

ASK + POST 所属作家の濱野 裕理が 10月19日 (木) – 10月23日 (月) の期間、Taipei World Trade Center Hall 1 (台北, 台湾) にて開催される “ART TAIPEI 2023” に神戸元町歩歩琳堂画廊 (Booth: C10) より出品いたします。

ART TAIPEI 2023

日 時:10月19日 (木) – 10月23日 (月)
会 場:台北世界貿易中心 | Taipei World Trade Center Hall 1
ブース:C10 神戸元町歩歩琳堂画廊
場 所:No.5, Sec. 5, Xinyi Rd., Xinyi Dist., Taipei City 110, Taiwan
公式WEB:https://2023.art-taipei.com/taipei/en/
主 催:社団法人畫廊協会、文化部、中華民国對外貿易發展協会

内  覧  会:SVIP Preview
     10/19 (木) 12:00 – 21:00
     VIP Preview
     10/19 (木) 15:00 – 21:00
     10/20 (金) 11:00 – 14:00
一般公開:Public Preview
     10/20 (金) 14:00 – 19:00
     10/21 (土) 11:00 – 19:00
     10/22 (日) 11:00 – 19:00
     10/23 (月) 11:00 – 18:00

■ 神戸元町歩歩琳堂画廊:https://www.buburindou.com/
出品作家:吉村 宗浩 / 濱野 裕理 / 平山 悠羽

松本 誠史 Information

ASK + POST 所属作家の松本 誠史が GAMOYON Gallery (大阪) にて個展「塊人の庭」を開催いたします。

「塊人の庭」は、2020 – 2021 年に発表した「地中宇宙塊」「新塊陸」に続くシリーズ第3弾となります。
また本展では、学生時代から親交のあるSound coordinator・西村 卓将氏(Studio Line)に作曲していただいた「塊人の庭」のテーマ曲と合わせて、松本誠史の世界を是非ご堪能ください。

塊人の庭
会 場:GAMOYON Gallery
会 期:2023年10月13日 (金) − 10月23日 (月)
時 間:12:00 – 19:00(最終日は17:00まで)
休廊日:火・水・木
場 所:536-0004 大阪府大阪市城東区今福西1-3-23
地下鉄:長堀鶴見緑地線、今里筋線 蒲生四丁目駅3番出口より徒歩 5分
J R:鴫野駅より徒歩10分
大阪シティバス : 蒲生四丁目[東]バス停より徒歩5分
お車で来られる方:周辺の駐車場は こちら
電 話:06-6599-9405
メール:gamoyongallery@gmail.com
W E B:http://gamoyon-gallery.com
主 催:GAMOYON Gallery

■ 概要
大陸に埋没した人類の残骸は土に還り、やがて巣穴となった空洞に土が溜まると、紛れこんだ種の類いのものが目を出し、鼻を咲かせた。
各地に散在していた種類の異なる手足をチグハグに組み合わせてできた胴体が、頭部を探し歩いている。
運よく頭部を掘り当てた胴体は、それを掲げ、笑った。
塊人、それは人類の残骸で構成された生命体。主に地中で生活し、人型にして無能である。

中屋敷 智生 Information

ASK + POST 所属作家の中屋敷 智生が アトリエみつしま (京都) のグループ展「まなざしの傍ら」に参加します。

まなざしの傍ら
会 場:アトリエみつしま Sawa-Tadori
会 期:2023年10月1日 (日) − 10月29日 (日)
時 間:11:00 – 18:00
休廊日:月曜日 ※ただし、10月9日 (月) は開館し、10月10日 (火) は休館
観覧料:500円 ※小学生以下、障害者手帳をお持ちの方と付添者1名は無料
場 所:〒603-8215 京都市北区紫野下門前町44
アクセス:京都市営地下鉄・烏丸線「北大路」駅下車
     北大路駅バスターミナル「青」のりばより
     京都市バス 1・北8・M1・101・102・204・205・206系統にて約5分
     「大徳寺前」下車 徒歩3分
W E B :https://mtsm.jimdofree.com
Phone:075-406-7093
主 催:アトリエみつしま
助 成:独立行政法人日本芸術文化振興会 芸術文化復興基金助成事業、公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団、公益財団法人きょうと視覚文化振興財団

〈関連企画 ⓪〉 公開制作
​日 時:2023年9月30日 (土) 13:00−16:00 ※出入り自由
概 要:中屋敷智生と光島貴之によるコラボレーション作品の公開制作
観覧料:無料
備 考:当日は1階ギャラリーのみご観覧いただけます。事前予約は不要です。
会 場:アトリエみつしま Sawa-Tadori(1Fギャラリー)

〈関連企画 ①〉 トークイベント
​日 時:2023年10月1日 (日) 14:00−16:00
概 要:出展作家によるギャラリートーク(YouTubeにて配信予定あり)
登壇者:片山達貴、サトウアヤコ、中屋敷智生、松井利夫、光島貴之
司 会:山下里加(京都芸術大学・教授)
定 員:20名(事前予約制)

〈関連企画 ②〉 対話鑑賞イベント
日 時:2023年10月22日 (日) 14:00−16:00
概 要:視覚に障害のある人と一緒に展示作品を数点、言葉で鑑賞します
定 員:10名(事前予約制)

〈参加申込方法〉
以下の項目をご入力の上、atelier.mtsm@gmail.comまでメールにてお申し込みください。
メール件名:まなざしの傍ら イベント参加申し込み
メール本文:①お名前、②携帯番号、③視覚障害の有無、④参加希望日程とイベント名、⑤その他、バス停からの手引きなど必要な配慮

■ 出品作家
片山 達貴 / サトウ アヤコ / 中屋敷 智生 / 松井 利夫 / 光島 貴之

● 片山 達貴 | Katayama Tatsuki
1991年徳島生まれ。2018年京都造形芸術大学現代美術・写真コース卒業。「つなぎ目」という言葉を起点に、互いを隔てながらもつなぎ合わせるようにしてある自己と他者の境界のあり方を探る。近年の主な活動として、都美セレクショングループ展2023「海のない波」出展。第21回 写真1_WALLファイナリスト。Dior Photography and Visual Arts Award Young Talent 2020 受賞など。

● サトウ アヤコ | Sato Ayako
大阪府生まれ。「カード・ダイアローグ」、「日常記憶地図」など複数のプロジェクトを継続しながら、言語化や媒介的なコミュニケーションと「ひとりで、共に」在る場について探求している。主な展示に「MOTサテライト 2019 ひろがる地図」 (東京都現代美術館、2019) 、「美術館のある街・記憶・風景『日常記憶地図』で見る50年」(長野県立美術館、2021) 、OPEN SITE 7 | サトウアヤコ「日常記憶地図『“家族”の風景を“共有”する』」(トーキョーアーツアンドスペース本郷、2022)

● 中屋敷 智生 | Nakayashiki Tomonari
1977年大阪府生まれ、京都市在住。2000年京都精華大学美術学部造形学科洋画分野卒業。07年とよた美術展ʼ07 (豊田市美術館 / 愛知) 審査委員賞。国内を中心に、韓国、台湾、イギリス、フランスなどのグループ展に参加多数。アーティスト・ラン・オルタナティブ・スペースや、画家同士をつないでグループショーを主宰するなどの企画も手がける。近年は、マスキングテープを絵の具と同様に「画材・メディウム」として使用しており、コラージュや切り絵を思わせる独特なレイヤーやテクスチャーの絵画作品を多く制作している。
 
● 松井 利夫 | Matsui Toshio
1955年生まれ。京都市立芸術大学陶磁器専攻科修了後、イタリア政府給費留学生として国立ファエンツァ陶芸高等教育研究所に留学。エトルリアのブッケロの研究を行う。帰国後、沖縄のパナリ焼、西アフリカの土器、縄文期の陶胎漆器の研究や再現を通して芸術の始源の研究を行う。近年は Art&Archaeology Forum 立ち上げに参加し「アートと考古学展」(京都文化博物館) を企画監修。 また「ユニバーサル・ミュージアム-さわる!“触”の大博覧会」(国立民族学博物館) や、その巡回展を通して新たな感覚領域での表現の可能性とその場の形成を研究。現在 京都芸術大学教授、滋賀県立陶芸の森館長、IAC国際陶芸学会理事。
 
● 光島 貴之 | Mitsushima Takayuki
1954年京都府生まれ。10歳頃に失明。大谷大学文学部哲学科を卒業後、鍼灸院開業。鍼灸を生業としながら、1992年より粘土造形を、1995年より製図用ラインテープとカッティングシートを用いた「さわる絵画」の制作を始める。’98アートパラリンピック長野、大賞・銀賞。他作家とのコラボレーションや、「触覚コラージュ」「釘」などの新たな表現手法を探求している。「MOTサテライト2019 ひろがる地図」(東京都現代美術館、2019) 、「みる冒険 ゆらぐ感覚」(愛媛県美術館、2022)、「今村遼佑 × 光島貴之〈感覚の果て〉」(アトリエみつしま、2023) など。

​■ 概要
本展は「まなざし」をテーマとし、普段は気に留められることのないまなざしの周辺に思いを寄せます。人が何かをまなざすとき、「見るもの」と「見られるもの」からなるその領域は一瞬にして世界の中心となります。しかしまなざしが別の対象へと向け変えられるとき、世界の中心は移動し、かつて中心であったものは背景に溶け込みながらその静けさを取り戻していきます。
どこかに向けられるまなざし。世界のエキストラとしての私たち。多くのまなざしを集めること。そして忘れられてしまうこと。今日まなざされたものも明日は外れにたたずみ、それぞれの生を生きていくのでしょう。
本展では、5名の作家がぞれぞれの視座から「まなざしの傍ら」に光をあてます。呼吸や言葉により他者との関係性を表現する片山達貴。個人のかつての日常を地図により浮かび上がらせるサトウアヤコ。マジョリティとは異なる色覚により鮮やかな世界を創り上げる中屋敷智生。作品を通じてことがら同士に新たな関係性を与える松井利夫。見えない/見える世界の間をつなぐ光島貴之。さまざまな中心の傍らより臨む作家たち、あるいは傍らに目を向ける作家たちを迎え、絵画・映像などの多様な作品を展示します。
インターネットで共有される情報は速やかに消費され、関心を集めたはずのトピックも日々移ろいゆきます。そんな日常の中で、鑑賞者一人一人が忘れていた視野の傍らへとまなざしを向け変えてみる機会となる事を願っています。

来田 広大 Information

ASK + POST 所属作家の来田広大が 横浜市民ギャラリー (神奈川) の展覧会「新・今日の作家展2023 ここにいる―Voice of Place」に参加します。

新・今日の作家展2023
ここにいる―Voice of Place
New “Artists Today” Exhibition 2023: Voice of Place-Here I am


会 期:2023年9月16日 (土) − 10月9日 (月・祝)
休館日:会期中無休
入場料:入場無料
時 間:10:00 – 18:00  (入場は17:30まで)
会 場:横浜市民ギャラリー 展示室1、B1
場 所:〒220-0031 横浜市西区宮崎町26番地1
W E B :https://ycag.yafjp.org/
主 催:横浜市民ギャラリー (公益財団法人横浜市芸術文化振興財団 / 西田装美株式会社 共同事業体)
協 力:愛知県陶磁美術館、板室温泉 大黒屋

【出品作家】
来田 広大 / 古橋 まどか

● 来田広大 | KITA Kodai
1985年兵庫県生まれ。2008年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。2010年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画技法材料修了。2016 – 2017年ポーラ美術振興財団在外研修員としてメキシコシティ滞在。近年の個展に「あどけない空 #2」(CLEAR GALLERY TOKYO、2021年) 、「Ave topográfica」(Galería Karen Huber / メキシコシティ、2017年) 、グループ展に「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2022」、「いちはら × メキシコ 月出工舎国際交流企画展『旅のかたち』」(千葉県、2022年) 、「VOCA展2017現代美術の展望」(上野の森美術館 / 東京都) 等。

● 古橋 まどか | FURUHASHI Madoka
1983年長野県生まれ。2010年英国建築家協会付属建築学校インターメディエートスクール修了。2013年ロイヤルカレッジオブアート芸術修士課程修了。主な展覧会に「草枕」 (板室温泉 大黒屋 / 栃木県、2023年) 、「焚く、枯ぶ、渡る」(DOMANI plus@愛知「まなざしのありか」、2022年) 、「Raw Material, Goods and Human Body」(iCAN / ジョグジャカルタ、インドネシア、2017年) 、「第8回shiseido art egg 古橋まどか展 ‘木偶ノ坊節穴’」(資生堂ギャラリー/東京、2014年) 等。

【関連イベント】
鼎談「うごき / Mover たがやし / Cultivar つくること / Crear」
来田広大 × 荒井規向 (ラテンアメリカ研究者 ※オンライン出演) × 藤本悠里子 (キュレーター / コーディネーター)
日 時:2023年9月16日 (土) 13:30 – 15:00 (13:10開場)
会 場:4階アトリエ
定 員:先着30名
※ 参加無料、申込不要

対談「喪、庭、生きること―日常について 」
古橋まどか × 野上貴裕 (東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程)
日 時:2023年9月30日 (土) 14:00 – 15:30 (13:40開場)
会 場:4階アトリエ
定 員:先着30名
※ 参加無料、申込不要

学芸員によるギャラリートーク
日 時:2023年10月7日 (土) 14:00 – 14:30
会 場:展示室1、B1
※ 参加無料、申込不要

■ 概要
「新・今日の作家展」は、横浜市民ギャラリーが開館した1964年から40年にわたり開催した「今日の作家展」を継承した展覧会で、同時代の表現を紹介・考察しています。今年度は「ここにいる―Voice of Place」を副題に2名のアーティストを紹介します。
 来田広大は、土地や場所と人との関係を探るため、山等におけるフィールドワークをひとつの拠点としています。そこから臨む風景を地図と捉え、作品に対峙した際「今ここにいる」という自覚を導く、チョークを用いた制作を中心に行っています。古橋まどかは、自身に関わる地域や場所の中にある自然や人工物の変遷や軌跡に着目します。自らの経験との関係性を掘り下げ、リサーチをもとに立体や映像、収集物を用いたインスタレーションを発表してきました。
私たちはみな、どこかの場所や土地に関係しながら今ここにいます。対人距離や移動に制限のあったコロナ禍を経た今、2名の作品に相対することは、場や土地が内包する時間、人びとや生物の身体や記憶等に思索を巡らせ、自己や他者に対する内的な気づきをもたらすことでしょう。