池上 恵一 Information

この度、ASK + POST 所属作家の池上 恵一が 京都場 (京都) にて、個展「行雲のカラダ」を開催いたします。

池上 恵一
行雲の カラダ
会 場:京都場  KYOTO-ba
会 期:2024年11月2日 (土) − 12月8日 (日)
休廊日:月・火曜日
時 間:12:00 – 19:00
場 所:〒604-8412 京都府京都市中京区西ノ京南聖町6-5
M a i l:info@kyoto-ba.jp
W E B:https://kyoto-ba.jp
主 催:京都場
協 力:ギャラリーノマル、株式会社椿や

◾️ イベント
● 11月2日 (土) 16:00 – アーティストトーク
● 11月2日 (土) 17:00 – レセプションパーティー
● 12月1日 (日) 14:00 – 佐久間 新「流水のおどり」+アフタートーク
 受付 / 開場:13:30 –
 参加費:2,000 円(定員30名 ワンドリンク付)
 イベント参加申込:メールにて要予約(info@kyoto-ba.jp
 参加イベント日・申込代表者名と参加人数をお知らせください。
佐久間 新:プロフィール
幼少の頃、臨床心理学者の父が自閉症のこどもと転がる姿を眺める。大阪大学でガムランを始める。同じ頃、流れる水のように舞うジャワ舞踊家ベン・スハルト氏に出会い、留学を決意。帰国後、様々なダンサーとコラボレーションを開始。たんぽぽの家の障害者との出会い以降、即興ダンスとマイノリティの人たちとのダンスに傾注。現在は、ジャワ舞踊をベースにアート、ケア、テクノロジーなど他領域との横断的な協働、新作発表を国際的に行っている。

◾️ 概要:京都場館長 仲野 泰生 (元川崎市岡本太郎美術館学芸員)
「手のエネルギーから行雲流水的な肉体へ」
 美術史家アンリ・フォシヨンは『手の称賛』(1939年)の中で手と創造について次のように語っている。「独自の宇宙を創り出すときに、手はいたるところにその跡を残していく。手は手によって生まれ変わったものや、手によって変形されたものに常に向き合っているのだ」と。

 池上恵一は手の作家である。それは単に作品として手を作るからではない。池上は幼少期の身体の弱さから自身の身体向きあって来たという。それは手で自らの身体を触り、整体という行為に繋がっていく。他者の肉体さえも。

 池上が「手」そのものを作り始めたのは2023年「親子の凝り〜陶芸家編〜」からだ。人間国宝の故清水卯一の手と、息子の保孝の手をを作った。亡くなっている清水卯一の手は作品である陶器を触りながらその手の痕跡を感覚で尋ねて池上の手が、陶器に残る感触から清水卯一の手を作ったという。幼少期病弱だったとは思えないほどの現在の池上の肉体は強い。肉体全体から手という部位へ。池上の肉体の中ではどんなエネルギーやチカラが巡っているのだろうか。

 手はさらに細部の皮膚へ。或いは手から身体全体へ。

 池上は肉体の中の何かを求めることで自由になり、行雲流水のところ自由な境地まで彼は制作を通じて行くのかも知れない。雲が行くが如く、水が流れる如く。しかし究極は肉体なのだろうか。京都場の空間でその答えが見えて来るはずだ。

◾️ 池上 恵一 / 略歴
病弱だった幼少期、両親の食養法に救われる。
以来、人間にとって健康とは何かを探求しさまざまな手技療法や武術を習得。
日常生活の中で身体にうまれる「凝り」に魅了され、その感触を絵画、彫刻で表現する。 

京都精華大学大学院美術研究科修了。

<主な個展>
2024   テノココロ|city gallery 2320,神戸  
2023 親子の凝り~陶芸家編~|五条坂清水,京都

<主なグループ展>
2024   ノマル35周年記念1 – 詩人と美術家とピアニスト|ギャラリーノマル,  大阪
2024   ノマル35周年記念2, All Stars – RESONANCE|ギャラリーノマル,  大阪
2024 みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2024 in 蔵王|山形
2024   Your accidental world|インサアートセンター,韓国  
2024   A view that only we can see|ネオアートセンター,韓国
2023 Where and what will we meet again?|清州市立美術館梧倉展示館,韓国 
2022 まなざす 身体|アトリエみつしま, 京都

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