中屋敷 智生 Information

ASK + POST 所属作家の中屋敷 智生が アトリエみつしま (京都) のグループ展「まなざしの傍ら」に参加します。

まなざしの傍ら
会 場:アトリエみつしま Sawa-Tadori
会 期:2023年10月1日 (日) − 10月29日 (日)
時 間:11:00 – 18:00
休廊日:月曜日 ※ただし、10月9日 (月) は開館し、10月10日 (火) は休館
観覧料:500円 ※小学生以下、障害者手帳をお持ちの方と付添者1名は無料
場 所:〒603-8215 京都市北区紫野下門前町44
アクセス:京都市営地下鉄・烏丸線「北大路」駅下車
     北大路駅バスターミナル「青」のりばより
     京都市バス 1・北8・M1・101・102・204・205・206系統にて約5分
     「大徳寺前」下車 徒歩3分
W E B :https://mtsm.jimdofree.com
Phone:075-406-7093
主 催:アトリエみつしま
助 成:独立行政法人日本芸術文化振興会 芸術文化復興基金助成事業、公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団、公益財団法人きょうと視覚文化振興財団

〈関連企画 ⓪〉 公開制作
​日 時:2023年9月30日 (土) 13:00−16:00 ※出入り自由
概 要:中屋敷智生と光島貴之によるコラボレーション作品の公開制作
観覧料:無料
備 考:当日は1階ギャラリーのみご観覧いただけます。事前予約は不要です。
会 場:アトリエみつしま Sawa-Tadori(1Fギャラリー)

〈関連企画 ①〉 トークイベント
​日 時:2023年10月1日 (日) 14:00−16:00
概 要:出展作家によるギャラリートーク(YouTubeにて配信予定あり)
登壇者:片山達貴、サトウアヤコ、中屋敷智生、松井利夫、光島貴之
司 会:山下里加(京都芸術大学・教授)
定 員:20名(事前予約制)

〈関連企画 ②〉 対話鑑賞イベント
日 時:2023年10月22日 (日) 14:00−16:00
概 要:視覚に障害のある人と一緒に展示作品を数点、言葉で鑑賞します
定 員:10名(事前予約制)

〈参加申込方法〉
以下の項目をご入力の上、atelier.mtsm@gmail.comまでメールにてお申し込みください。
メール件名:まなざしの傍ら イベント参加申し込み
メール本文:①お名前、②携帯番号、③視覚障害の有無、④参加希望日程とイベント名、⑤その他、バス停からの手引きなど必要な配慮

■ 出品作家
片山 達貴 / サトウ アヤコ / 中屋敷 智生 / 松井 利夫 / 光島 貴之

● 片山 達貴 | Katayama Tatsuki
1991年徳島生まれ。2018年京都造形芸術大学現代美術・写真コース卒業。「つなぎ目」という言葉を起点に、互いを隔てながらもつなぎ合わせるようにしてある自己と他者の境界のあり方を探る。近年の主な活動として、都美セレクショングループ展2023「海のない波」出展。第21回 写真1_WALLファイナリスト。Dior Photography and Visual Arts Award Young Talent 2020 受賞など。

● サトウ アヤコ | Sato Ayako
大阪府生まれ。「カード・ダイアローグ」、「日常記憶地図」など複数のプロジェクトを継続しながら、言語化や媒介的なコミュニケーションと「ひとりで、共に」在る場について探求している。主な展示に「MOTサテライト 2019 ひろがる地図」 (東京都現代美術館、2019) 、「美術館のある街・記憶・風景『日常記憶地図』で見る50年」(長野県立美術館、2021) 、OPEN SITE 7 | サトウアヤコ「日常記憶地図『“家族”の風景を“共有”する』」(トーキョーアーツアンドスペース本郷、2022)

● 中屋敷 智生 | Nakayashiki Tomonari
1977年大阪府生まれ、京都市在住。2000年京都精華大学美術学部造形学科洋画分野卒業。07年とよた美術展ʼ07 (豊田市美術館 / 愛知) 審査委員賞。国内を中心に、韓国、台湾、イギリス、フランスなどのグループ展に参加多数。アーティスト・ラン・オルタナティブ・スペースや、画家同士をつないでグループショーを主宰するなどの企画も手がける。近年は、マスキングテープを絵の具と同様に「画材・メディウム」として使用しており、コラージュや切り絵を思わせる独特なレイヤーやテクスチャーの絵画作品を多く制作している。
 
● 松井 利夫 | Matsui Toshio
1955年生まれ。京都市立芸術大学陶磁器専攻科修了後、イタリア政府給費留学生として国立ファエンツァ陶芸高等教育研究所に留学。エトルリアのブッケロの研究を行う。帰国後、沖縄のパナリ焼、西アフリカの土器、縄文期の陶胎漆器の研究や再現を通して芸術の始源の研究を行う。近年は Art&Archaeology Forum 立ち上げに参加し「アートと考古学展」(京都文化博物館) を企画監修。 また「ユニバーサル・ミュージアム-さわる!“触”の大博覧会」(国立民族学博物館) や、その巡回展を通して新たな感覚領域での表現の可能性とその場の形成を研究。現在 京都芸術大学教授、滋賀県立陶芸の森館長、IAC国際陶芸学会理事。
 
● 光島 貴之 | Mitsushima Takayuki
1954年京都府生まれ。10歳頃に失明。大谷大学文学部哲学科を卒業後、鍼灸院開業。鍼灸を生業としながら、1992年より粘土造形を、1995年より製図用ラインテープとカッティングシートを用いた「さわる絵画」の制作を始める。’98アートパラリンピック長野、大賞・銀賞。他作家とのコラボレーションや、「触覚コラージュ」「釘」などの新たな表現手法を探求している。「MOTサテライト2019 ひろがる地図」(東京都現代美術館、2019) 、「みる冒険 ゆらぐ感覚」(愛媛県美術館、2022)、「今村遼佑 × 光島貴之〈感覚の果て〉」(アトリエみつしま、2023) など。

​■ 概要
本展は「まなざし」をテーマとし、普段は気に留められることのないまなざしの周辺に思いを寄せます。人が何かをまなざすとき、「見るもの」と「見られるもの」からなるその領域は一瞬にして世界の中心となります。しかしまなざしが別の対象へと向け変えられるとき、世界の中心は移動し、かつて中心であったものは背景に溶け込みながらその静けさを取り戻していきます。
どこかに向けられるまなざし。世界のエキストラとしての私たち。多くのまなざしを集めること。そして忘れられてしまうこと。今日まなざされたものも明日は外れにたたずみ、それぞれの生を生きていくのでしょう。
本展では、5名の作家がぞれぞれの視座から「まなざしの傍ら」に光をあてます。呼吸や言葉により他者との関係性を表現する片山達貴。個人のかつての日常を地図により浮かび上がらせるサトウアヤコ。マジョリティとは異なる色覚により鮮やかな世界を創り上げる中屋敷智生。作品を通じてことがら同士に新たな関係性を与える松井利夫。見えない/見える世界の間をつなぐ光島貴之。さまざまな中心の傍らより臨む作家たち、あるいは傍らに目を向ける作家たちを迎え、絵画・映像などの多様な作品を展示します。
インターネットで共有される情報は速やかに消費され、関心を集めたはずのトピックも日々移ろいゆきます。そんな日常の中で、鑑賞者一人一人が忘れていた視野の傍らへとまなざしを向け変えてみる機会となる事を願っています。

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