ASK–7人の作家・展覧会カタログ完成 & PDF版公開のお知らせ

「ASK–7人の作家・展覧会カタログ」

発行日:2018年7月27日
編集:中屋敷 智生、シュヴァーブ・トム、シュヴァーボヴァ・さおり
執筆:河村 亮 (京都新聞社 文化部)、小笹 義朋 (ART OFFICE OZASA)、中屋敷 智生
翻訳:ギブソン・ジョン
デザイン & 撮影:シュヴァーブ・トム
発行:株式会社 ART OFFICE OZASA / Alt Space POST
印刷・製本:株式会社グラフィック
全64ページ
発行部数:300部

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2018年6月23日(土) / 美術史研究会 at POST:平成時代の「時代精神」

 

今回の美術史研究会のテーマは宮岡からの投げかけで平成時代の「時代精神」について考えてみようということでした。
集まったのは若い作家中心でしたが世代の違いで感じ方は違い意外に共通認識を得るのは難しく歴史的事件であっても子供だったりして自分のこととしてはあまり実感がないという意見も聞かれました。
冷戦後の社会であったりバブル崩壊後の時代状況の変化に平成の時代精神を見出すのですが、そう言った大きな歴史的転換よりもインターネットの普及や親しんできたゲームやマンガなどの世界観の変化に時代精神を見るという意見もありました。
その後、谷川美音さんと洪亜沙さんのポートフォリオセッションをしました。お二人共ありがとうございました。

 

ASK ー7人の作家

会場:ART OFFICE OZASA
会期:2018年7月21日(土)〜 8月11日(土)
開廊時間:火〜土 11:00 – 18:00
休廊日:日・月
住所:〒602-8216  京都市上京区竪門前町414 西陣産業会館207(西陣織会館 西館)
アクセス :地下鉄烏丸線 今出川駅から徒歩10分
電話:075-417-4041
会場URL:http://artozasa.com
主催:ART OFFICE OZASA
企画: Alt Space POST
協力:京都新聞社 / 東山 アーティスト・プレイスメント・サービス(HAPS)

トークイベント & 展覧会カタログ完成予定日:7月28日(土)16:00 – 17:30ゲスト:蔵原 藍子 (東山 アーティスト・プレイスメント・サービス(HAPS)

出品作家:
河村 啓生 Norio Kawamura
彫刻、インスタレーション
http://noriokawamura.jp/

来田 広大 Kodai Kita
絵画、インスタレーション
http://kodaikita.com

宮岡 俊夫 Toshio Miyaoka
絵画

中屋敷 智生 Tomonari Nakayashiki
絵画
https://nakayashiki.wixsite.com/tomonari

奈良田 晃治 Koji Narada
絵画
http://narada-koji.com/

シュヴァーブ トム Tomas SVAB
写真、インスタレーション
http://www.23degrees.net

鳥居 結人 Yuito Torii
日本画

概要:
「A.S.K」は、京都市内に点在する3件のシェアスタジオを管理する「Atelier Share Kyoto」の略称であり、その始まりは1996年に開設された「西京のアトリエ長屋」に遡ります。
今日のように「シェア」と言う考え自体が一般的ではなかった22年前、京都の伝統産業である友禅染工場と隣接する職人長屋2棟8軒をリノベーションし、アーティスト専用のシェアスタジオとして貸出したのが始まりです。その後、2010年に「A.S.K」、2012年には陶芸専用のシェアスタジオ「kyoto ceramic art studio – tochin」が加わり、現在3件の物件がシェアスタジオとして機能しています。今日まで「A.S.K」には、国内外を問わず20代から50代まで、長期短期を含め100名を超えるアーティストが制作の拠点としてきました。
その他、「A.S.K」は2015年にオープンした「KYOTO ART HOSTEL Kumagusuku」の立上げ時のスポンサーとしてサポートを行うなどアーティストへ支援の在り方も模索しています。
また今年2018年の春、「A.S.K」のアーティストが自主的に集まり、スタジオ内にアーティスト・ラン・ギャラリー「Alt Space Post」を立ち上げ、スタジオに留まらない新たな動きが生まれました。
これを機に「A.S.K」を制作の拠点にする、学歴も年齢も国籍も異なるアーティストによるグループ展「A.S.K 7人の作家」を開催します。
ピカソ、モディリアーニなどを生み出したモンマルトルのアトリエ長屋「洗濯船」、シャガール、レジェが集ったモンパルナスの集合アトリエ「蜂の巣」、靉光や松本竣介を始め多数の芸術家が居住去来し、100棟以上の貸しアトリエが点在した「池袋モンパルナス」などを想い、同時代に生きる若いアーティストが集うシェアスタジオの一断面をご覧いただければ幸いです。
ART OFFICE OZASA

京都は日本を代表する文化都市であり、国内外で活躍するアーティストを多く輩出してきました。また芸術系大学を多く擁し、数多くの若手アーティストの活動拠点となっています。近年では、複数人でアトリエを共有するシェアスタジオが増えています。
「A.S.K -Atelier Share Kyoto / アトリエ・シェア 京都」は、阪急西京極駅から徒歩 10 分にある京染工場を改装した 3 階建てのシェア スタジオです。
現在スタジオには、絵画、彫刻、写真、デザイン、染織、服飾、音楽など、学歴、年齢、国籍も様々なアーティストが 14 名入居して います。これまで、韓国のアートグループとの交流展や戦後美術史研究会、また近隣シェアスタジオと連動したオープンスタジオを企画 するなど、シェアスタジオの枠組みを超えた活動をおこなってまいりました。
2018 年の春からは、スタジオの 1 階部分にアーティスト・ラン・ギャラリー「Alt Space Post / オルタナティブ・スペース・ポスト」 を立ち上げ、アーティスト、キュレーター、批評家、コレクターの垣根を超えた実験的な展覧会やイベントを企画し、新たな価値を創造 する場にしていきたいと考えています。
A.S.Kの試みは、京都に数多あるシェアスタジオのひとつの試みに過ぎないでしょう。しかし、この輪の広がりが、かつてのエコール・ ド・パリや抽象表現主義を生み出したニューヨーク・スクールを彷彿とさせるような、アーティスト同士の連鎖反応を引き起こすきっかけ になるのかもしれません。本展覧会は、伝統文化と現代美術が交錯する街ここ京都で、私たちアーティストが協同することの意義や課題、可能性を検証する展覧会です。
中屋敷 智生

 

日韓藝術通信 3 Japan / Korea Art Communications Part 3

会場:嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学附属ギャラリー
アートスペース嵯峨 / アートプレイス嵐
会期:6月16日(土) 〜 7月1日(日)
時間:11:00 – 18:00 最終日は17:00まで
休廊日:6月18日(月) & 6月25日(月)オープニングイベント : 6月16日(土)
場所:嵯峨美術大学構内、ギャラリー棟3F第6演習室
開会式:13:30 –
トークイベント:「辺境にて / 辺境から」14:00 – 15:30  ゲスト:藤 浩志 (現代美術家)
アーティストトーク:16:00 – 17:30
場所:ギャラリー前芝生、雨天時はピロティー
レセプション:18:00 – 19:00

主催:藝術文化同人 Saem / 日韓藝術通信実行委員会
協賛:忠淸北道文化財団 / 忠淸北道 / 嵯峨美術大学
協力:嵯峨美術大学油画研究室
住所:嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学
〒616-8362 京都府京都市右京区嵯峨五島町1番地
Tel:090-1766-6787
http://www.kyoto-saga.ac.jp/event/48684

出品作家:
Japan
1. 裵 相順 BAE Sang-sun 배 상순
2. 井上 裕加里 INOUE Yukari 이노우에 유카리
3. 入佐 美南子 IRISA Minako 이리사 미나코
4. 河村 啓生 KAWAMURA Norio 가와무라 노리오
5. 来田 広大 KITA Kodai 키타 코다이
6. 宮岡 俊夫 MIYAOKA Toshio 미야오카 토시히오
7. 中屋敷 智生 NAKAYASHIKI Tomonari 나카야시키 토모나리
8. 奈良田 晃治 NARADA Koji 나라다 코지
9. 鮫島 ゆい SAMEJIMA Yui 사메지마 유이
10. シュヴァーブ トム SVAB Tomas 스바브 토마스
11. 寺岡 海 TERAOKA Kai 테라오카 카이
12. 宇野 和幸 UNO Kazuyuki 우노 카츠유키
13. 山本 直樹 YAMAMOTO Naoki 야마모토 나오키

Korea
1. 崔 富潤 CHOI Boo-yun 최 부윤
2. 崔 圭洛 CHOI Kyu-rok 최 규락
3. 崔 民建 CHOI Min-gun 최 민건
4. 權 五祥 GWON Oh-sang 권 오상
5. 權 純郁 KWON Soon-wook 권 순욱
6. 李 도담 LEE Do-dam 이 도담
7. 李 昇美 LEE Sung-mi 이 승미
8. 李潤熙 LEE Yun-hee 이 윤희
9. 朴 眞皿 PARK Jin-myung 박 진명
10. 朴榮鶴 PARK Young-hak 박 영학
11. 柳 賢貞 YOU Hyun-jung 유 현정
12. 尹 德洙 YUN Duk-soo 윤 덕수

概要:
「日韓藝術通信」は日本と韓国の相互理解、および両国の未来に対する新しい可能性の提示のため、日韓の美術家たちが集まり、互いの制作活動および作品を通して文化交流を図る試みです。2016年の京都開催、2017年の韓国、清州開催に続き、第三回目を迎えました。日本の京都、および韓国の清州という、地方都市の美術家たちによる展覧会であることから、今企画では、彫刻家、現代美術家、地域デザイナー、秋田公立美術大学の教授である藤浩志氏を招待し、「辺境性」に焦点をあてたオープニングトークを実施します。首都への一極集中が進んだ日韓で、 地方における芸術文化の意義とは何か、また西洋を中心とした美術史に対して常に「辺境」 でしかありえないわたしたちだからこそ出来ることは何なのか。日韓の作家による作品たちとオープニングトークを通して、「辺境」であるからこその可能性を模索します。
河村 啓生 (実行委員長) 

개요:
「한일 예술 통신」 은 일본과 한국의 상호 이해 및 양국의 미래에 대한 새로운 가능성을 제시하기 위해 한일의 미술가들이 모여 서로의 작품과 제작 활동을 통한 문화 교류를 도모하고자 시작하였습니다.
2016년 일본 교토에서의 전시회 개최를 시작으로 2017년 한국 청주에 이어 올해 세 번째를 맞이했습니다.
이번 전시회는 일본 교토, 그리고 한국 청주의 미술가들을 중심으로 진행되어 아키타 공립 미술 대학의 藤 浩志 선생님을 초청하여 ‘변방성’에 초점을 맞춘 오프닝 토크를 실시합니다.
중앙도시에 집중되어 진행되는 한국과 일본의 각 지역의 예술 문화의 의미는 무엇이며 또한 서양을 중심으로 한 미술사에서 항상 ‘변방’으로 밖에 있을 수 없는 우리이기에 할 수 있는 일은 무엇인가? 에 대해 한일 작가들의 작품들과 오프닝 토크를 통해 ‘변방’이기에 가능할 수 있는 가능성을 모색하고자 합니다.
한일예술통신

OPEN STUDIO × 4

【参加スタジオ】ASK ーAtelier Share Kyoto+Alt Space POST / ウズマキ スタジオ / 上軒下七 スタジオ / Ink
【期間】2018年5月12日(土)〜5月13日(日)
【開館時間】11:00 〜 18:00
【主催】Alt Space POST   https://alternative.space-post.org
【連絡先】yashiki@ares.eonet.ne.jp / 090-9713-8920
【協力】東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)http://haps-kyoto.com/openstudio4/

OPEN STUDIO × 4  フライヤー画像

会場・参加作家

■ASK –Atelier Share Kyoto
アクセス:〒616-0055 京都府京都市右京区西院西田町12 YAEMONビル
阪急 西京極駅 徒歩約10分、京都市バス 京都外大前 徒歩約10分
参加作家:星野知也 / 河村啓生 / 来田広大 / 蔵田和枝 / 宮岡俊夫 / 中屋敷智生 / 奈良田晃治 / 大前春菜 / 崎川真璃絵 / SONA / シュヴァーブ・トム / 鳥居結人 / 山本直樹 / 吉田マリモ
Alt Space POST・スタートアップ企画:水田寛 / 中島麦

 

■ウズマキ スタジオ
アクセス:〒616-8107 京都市右京区太秦一ノ井町39-2 2F
嵐電 太秦広隆寺駅 徒歩約10分、JR 花園駅 徒歩約15分、京都市営地下鉄 太秦天神川駅 徒歩約15分
参加作家:松浦茜 / 永井麻友佳

 

■上軒下七 (かみのきしたなな) スタジオ
アクセス:〒602-8317 京都市上京区東柳町563
嵐電 北野白梅町駅 徒歩約15分、京都市バス 上七軒 徒歩3分
参加作家:前田真喜 / 松延総司 / 二瓶茜 / 上野千紗

 

■Ink
アクセス:〒604-8324 京都市中京区猪熊通三条上ル姉猪熊町325番地2
京都市営地下鉄 二条城前より徒歩5分、阪急 大宮駅、嵐電四条大宮駅より徒歩約15分
参加作家:伊藤学美 / むらたちひろ / 吉本和樹

 


拝啓 新緑の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。 さてこの度、京都市内にある
4件のスタジオにて、下記の通り合同オープンスタジオを開催 する運びとなりました。この4件はいずれも、複数の作家の利用するシェアスタジオです。期間中、各スタジオにおいて、作家たちの制作スペースを公開するとともに、作品の展示を行います。 なおスタジオ間のご移動には、嵐電や阪急電車の利用をお勧めいたします。自転車でのご来場も可能です。いずれのスタジオもややわかりにくい場所にございますので、ご不明な点は会場におります作家にお問い合わせく ださい。
ご多忙の中とは存じますが、ぜひこの機会にご高覧賜りますよう、お願い申し上げます。 

敬具 平成305月吉日 「OPEN STUDIO ×4」参加者一同

Alt Space POST・スタートアップ企画:水田寛 × 中島麦

【場所】OPEN STUDIO × 4
ASK ーAtelier Share Kyoto+Alt Space POST
住所】〒616-0055 京都府京都市右京区西院西田町12 YAEMONビルASK内
最寄り駅】阪急 西京極駅 徒歩約10分、京都市バス 京都外大前 徒歩約10
期間】2018年5月12日(土)〜5月13日(日)
【開館時間】11:00 〜 18:00
【主催】Alt Space POST https://alternative.space-post.org
【連絡先】yashiki@ares.eonet.ne.jp / 090-9713-8920
【協力】東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)http://haps-kyoto.com/openstudio4/


​参加作家:
水田 寛 / Hiroshi MIZUTA

中島 麦 / Mugi NAKAJIMA

Alt Space POST 第1回目の展覧会として、関西を中心に活躍する画家の水田寛と中島麦の二人展「Alt Space POST・スタートアップ企画:水田寛 × 中島麦」を「OPEN STUDIO × 4」と同時開催いたします。

【展示風景】